コラム
CMSってなに?導入した方が良いの?
作成 2024.12.05
最終更新 2025.11.14
ChiNami@Land-circle
ホームページを制作しようとした時によく耳にする「CMS(シーエムエス)」。
「CMSってなに?」という方や「名前は知ってるけど仕組みはよくわからない」という方もいらっしゃると思います。
また、CMSがどのようなものかわかっていたとしても、メリットやデメリットを知った上で導入の判断をしたいですよね。
本記事では、CMSとはなんなのか、導入するメリットデメリット、そして有名なCMSを一部紹介しています。
ご自身のホームページにCMSを導入するべきなのか、そしてどのCMSを導入するか参考にしてください!
この記事の目次
CMS(シーエムエス)ってなに?
CMS(シーエムエス)というのは「コンテンツ管理システム」のことで、英語では「Content Management System」。その頭文字をとって【CMS】と呼ばれることが一般的です。
ホームページ内にCMSを導入すると、HTMLやCSS等の知識がなくてもホームページ内にページを制作して、文章や画像の掲載など、社内で簡単にページを編集していくことが可能になります。
これまで弊社で制作したホームページでは「お知らせ」や「ブログ」、「お客様の声」、「施工実績」などをお客様ご自身でCMSによって更新・編集されています。
CMSを導入するメリットとデメリット
コンテンツを作成したい時に自分のタイミングで作成できるという便利なCMSですが、導入にあたってはメリットとデメリットがあります。
導入するメリット
1 . タイムリーにホームページを編集できる
「お知らせをできるだけ早く更新したい !!」
そんな時に外部のホームページ制作会社に依頼しても掲載内容の確認や公開前のチェック等、作業以外のやりとりもあり、何かと時間がかかりがちです。
CMSを導入していれば承認・確認も社内で完結しますので速やかにホームページに情報を掲載することが可能になります。
2. ホームページの専門知識・専門ソフトがなくても編集できる
CMSを導入していない場合、サーバー上のホームページデータの操作やデータ編集に使用する専用ソフトの使い方、HTMLやCSSといったホームページの基礎知識がある程度必要となりますが、CMSを導入した場合にはHTML、CSS、専用ソフトなどの知識は不要となり、ブラウザ上で文章や画像を入れていくだけでページを更新することが可能になります。
3. 必要に応じた機能を追加できる
多くのCMSには「追加機能(プラグイン)」が用意されています。
メールフォームや会員専用コンテンツといったホームページのコンテンツにかかわるものから、データ診断や画像データの軽量化などの細かいものまで、プラグインによって可能となります。
4. インターネット接続があればどこからでも利用できる
多くのCMSがインターネット上で利用できるようになっています。
誰でも、どこでも、CMSを利用する画面にアクセスすればコンテンツを追加することができますので、複数人でブログを運用する場合などにも便利です。
導入するデメリット
1. デザインや機能の自由度に制限がある
基本的には決まったレイアウト(テンプレート)と決まったパーツを組み合わせてページをを作っていくことになるため、凝ったレイアウトのページをご自身で作ろうとした際には難しい場合があります。
2. セキュリティ面のリスクがある
CMSは多くの人が利用しているため、ハッカーなどに狙われやすく、脆弱性などを攻撃されることがあります。それを防ぐためには常に最新のバージョンにアップデートしてセキュリティ面を強化し続ける必要があります。
3. アップデートした際に不具合が起きることがある
セキュリティ強化のためにアップデートは必要なのですが、アップデートすることによってCMSやプラグイン、利用しているサーバーとの互換性による不具合が起きてしまうことがあります。
4. 継続して費用がかかることがある
CMSの中には有料のもの、有料のテンプレート、有料のプラグインなどがあります。それらを利用する場合には費用が継続して発生します。
これらの「メリット」と「デメリット」をしっかり考慮したうえでご自身のホームページにあったCMSを選ぶ必要があります。
CMSにはどんな種類があるの?
オープンソース系のCMS
オープンソース系は比較的小規模な1,000ページくらいまでのホームページに向いています。無料で利用できるものが多いのですが、プログラム自体の不具合や脆弱性によって問題が起きても自己責任となります。
WordPress(ワードプレス)
世界で最も利用されている無料のCMSです。
プラグインやデザインのテンプレートも豊富です。
大規模なサイトでなければ、ほぼWordPressで完結することができます。
何かわからないことがあってもインターネット上に解決策が出ていることが多いので、知識が少ない方にもオススメです。
一方で、WordPressは利用者が多い分、ハッカー等から攻撃対象になりやすいため、頻繁にアップデートをする必要があります。
Joomla!(ジュームラ)
少し規模の大きなホームページやSNSで利用されることが多いようです。
多言語にも対応しているので海外の方にも使いやすいホームページにしたい場合には良いかもしれません。少し複雑なので、使いこなすには多少時間と知識が必要になることもあります。
パッケージ系のCMS
企業が商品として販売しているCMSです。
プログラム自体の不具合や脆弱性に関しては販売している企業が保証しているので安心です。数万ページになるような大規模なホームページに対応できるものもあります。
ただ、運用方法によって初期費用やライセンス費用などが大きく変わってくるので、どのようなホームページをどのように運用したいのか決まっている方が選ぶといいと思います。
SITE PUBLIS(サイトパブリス)
日本産のCMSで、大規模なホームページにも導入されている実績豊富なCMSです。
ブロックを組み合わせてコンテンツを作成するのでページのレイアウトの自由度が高かったり、顧客管理システムなどの外部サービスとの連携ができたり、困った時にサポートも充実しているのは魅力ですね。
NOREN(ノレン)
NORENも国産のCMSで2002年発売と歴史あるCMSです。
多段階での承認フローを実現できたり、利用者の権限を細かく設定できたり、複数人の組織でのホームページ運用に向いているようです。
決済機能やメルマガ配信など、なんでもかんでも機能が用意されているわけではありませんが、APIが用意されているので外部サービスと連携することが可能です。
まとめ
CMSはたくさんの種類があり、費用もバラバラ、機能もそれぞれ特徴があってどれを選んだらいいのかわからないかもしれませんが、以下をチェックすると判断しやすくなります。
CMSを選ぶポイント
・CMSを導入して自社でコンテンツを作成する必要があるのか
・どのくらいの頻度で更新するのか
・どのような内容のコンテンツを作成していくか
・どのくらいの量のコンテンツを作成していこうとしているか
・どのように運用していくか(運用体制など)
・外部サービスと連携する予定はあるか
・どの程度の費用を想定しているか
こCMSは「誰でも簡単にホームページを更新できる仕組み」であり、お知らせ・ブログ・事例など頻繁に更新する企業に大きなメリットがあります。
一方で、
・デザイン自由度
・セキュリティ対策
・アップデート作業
には注意が必要となります。
ランドサークルでは、自社オリジナルのCMS「SIMPLES CMS(シンプルス シーエムエス)」をご利用いただける更新管理サービスもご用意しています。
CMS導入に迷われている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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ランドサークルは東京でWeb制作・ホームページ制作を行っている会社です。
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